2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

発達障害をめぐる放言録(4) 診断のない発達障害者としての私

独特な言葉の理解 僕の母親はわりあい教育熱心で、僕が幼児のころから知育のために簡単なパズルみたいなものをやらされた。それを通じて、母は僕の問題文の理解のしかたが独特である、ということには気付ていた。幼児期のころ、星や丸などの記号を条件にした…

発達障害をめぐる放言録(3) 発達障害と社会

世代ごとのアスペの違い 僕はバブル世代で高学歴でアスペっぽい方を見たことがありますが、極めてタチが悪いと思った記憶があります。また、彼らと同世代の方々はアスペ的なものを毛嫌いしている感があります。アスペを嫌っている(ように見える)バブル世代…

発達障害をめぐる放言録(2) 発達障害者として生きる

問題行動としつけ 発達障害でgoogleのニュース検索をしていたら、発達障害児に暴行を受けた女子生徒が中学や保護者を訴え、和解が成立、というニュースが目に留まった。学校や保護者は必要な指導を行っていなかったと認定されたそうです。 発達障害による問…

発達障害をめぐる放言録(1) 発達障害とは何か

自閉症スペクトラム障害の研究史 レオ・カナーが自閉症を報告したのは1943年。それから67年が経過した。そう考えてみると生涯を通じて研究された自閉症者というのはまだ1〜2世代くらいしかいないのではないか。 そういや意外に誤解されているんだけれど、…